生活習慣病への効果

食後の血糖値の上昇をゆるやかにします。

【試験1】

  • ◆ブドウ糖などの糖質を摂取すると、体に吸収されて血糖値が上がります。糖質はエネルギーとして必要ですが、血糖値が急激に上昇するような食事が続くと、糖質が脂肪として蓄積されてしまい、肥満やメタボリックシンドロームにつながってしまいます。そこで、カスピ海ヨーグルトに血糖値の上昇を抑える作用があるかどうかを評価するために、マウスにブドウ糖と、牛乳もしくはクレモリス菌FC株を含むカスピ海ヨーグルトを一緒に投与して、血糖値の変化を調べました。
  • ブドウ糖だけを投与したマウスに比べて、牛乳を一緒に投与したマウスでは血糖値の上昇が少し抑えられました。これに対して、カスピ海ヨーグルトを一緒に投与したマウスは、さらに血糖値の上昇が緩やかになることがわかりました。

第63回日本栄養・食糧学会大会(2009年5月)にて発表
Geriatrics (2012) p.141-152にて掲載

詳しい研究結果

【試験2】

  • ◆マウスにブドウ糖と、クレモリス菌FC株を含むカスピ海ヨーグルト、もしくは粘り成分(EPS)を産生しないクレモリス菌を含む粘りの無いヨーグルトを一緒に投与して、血糖値の変化を調べました。
  • 粘りのあるカスピ海ヨーグルトを一緒に投与したマウスの方が、血糖値の変化が緩やかになることがわかりました。食物繊維は、小腸での糖質の吸収を抑制することで、血糖値の上昇をゆるやかにすることがわかっています。カスピ海ヨーグルトに含まれる粘り成分(EPS)は、ヒトの消化液で分解されませんので、食物繊維のようにはたらくことで血糖値の上昇がゆるやかになる可能性が考えられました。

第63回日本栄養・食糧学会大会(2009年5月)にて発表
Geriatrics (2012) p.141-152にて掲載

【試験3】

  • ◆通常、血糖値が上がるとそれを下げるホルモンのインスリンの量が増えます。血糖値が急激に上がってしまってインスリンが働きすぎると、脂肪が蓄積されてしまい肥満やメタボリックシンドロームにつながってしまいます。男性10名に牛乳と糖液、もしくは牛乳とおにぎり、またはカスピ海ヨーグルトとおにぎりを摂取していただき、血糖値とインスリンの量を測定しました。
  • 牛乳を摂取すると30分後の血糖値の上昇が有意に抑制されましたが、インスリンは少し緩和されるに留まりました。一方、カスピ海ヨーグルトを摂取すると、30分後の血糖値だけでなくインスリンの上昇もゆるやかになることがわかりました。

第56回日本栄養改善学会学術総会(2009年9月)にて発表
Geriatrics (2012) p.141-152にて掲載

詳しい研究結果

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中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増加させます。

  • ◆脂質の取りすぎは、動脈硬化の原因になります。ラットに高コレステロール食、もしくは高コレステロール食にクレモリス菌FC株を含むカスピ海ヨーグルトか、粘り成分(EPS)を作らないクレモリス菌を含むヨーグルト牛乳に乳酸を加えて作った擬似ヨーグルトの凍結乾燥物を加えたエサを摂取させ、血液中の脂質に及ぼす影響を調べました。
  • カスピ海ヨーグルトを摂取させた群は、余分なコレステロールを肝臓へ回収するはたらきがある善玉コレステロール(HDLコレステロール)が増加し、中性脂肪が低下することがわかりました。これに対して、粘り成分(EPS)を作らないクレモリス菌を含むヨーグルトではそのような効果が見られませんでした。

第62回日本栄養・食糧学会大会(2008年5月)にて発表

詳しい研究結果

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